「会社」から「個」の時代へ

一方、昨今では世界的な潮流として、個人の発信力が増しています。かつては会社の組織力や資本力がなければ実現できなかったことが、個人や小規模の団体がさまざまな手段を使って発信することで注目を集め、大きなムーブメントになる事例が増えています。私たちはこれを「会社」ではなく「個」が主役となる時代にシフトしていると捉えています。 YouTuberやアーティスト、スポーツ選手などの「個」が中心となる多くの“エコノミー(経済圏)”が生まれ、このような「個」の資金調達を支えるサービスであるクラウドファンディング、サブスクリプションサービス(ファンクラブやサロン)、投げ銭可能なライブ配信サービス等が多く誕生し成長しています。「株式会社」の仕組みが、個人でも実現できるようになってきているのです。

「会社」から「個」へのシフトが世界中で進み、個人がファンや顧客とつながる形は増えています。これまで消費者だった人々が生産者や販売者にもなる、双方向に経済活動する“クリエイターエコノミー”や“ファンエコノミー”が次の大きな潮流として注目を集めています。

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