変わる「ファン」と「クリエイター」の関係

この“クリエイターエコノミー”が生まれる以前、特に1990年代はテレビに代表されるマスメディアを通してマスユーザーやファンに一方通行で訴求することが全盛の時代でした。しかし、インターネットの発展とともに2010年代には、ファンが能動的に取捨選択して、クリエイターやインフルエンサーのYouTubeチャンネルに登録したり、SNSのフォロワーになって、“コメント”し、“シェア”をするといった双方向の関係に変化してきました。

そして、2020年代以降はクリエイターと応援するファンの距離がさらに近くなり、直接関わって共に成長・共創していくような関係に変化していくと考えています。スポーツクラブやクリエイターの活躍がファンにも直接メリットとして還元される時代を実現するには、ファンがサポーターへ、そしてパートナーへと変化・進化する応援の形が必要になるのです。

これは、Web3やDAOで語られる合理的なインセンティブを用いた、自律分散型の新しい仕組みと非常に相性が良いと考えています。

クリエイターエコノミーの更なる成長のためには、Web3やDAOのような新しい仕組みが益々重要になり、そのためにブロックチェーン技術を用いたトークンエコノミーが有効になります。