CT
CTは以下の経緯を経て、FNCTのリリース時点においてはすべてオフチェーンで発行・管理・流通されています。
2019年3月:オープンβ
クローズドβ時のユーザーフィードバックを受け、ユーザーエクスペリエンスを最大化するため、ユーザー自身が直接ウォレットを作成・操作しなくても済む(Custody)方式に変更しました。また、日本国内をマーケットとする方針に変更し、日本国の法規制に対応するために通貨を日本円としました。CTはFiNANCiEサービス内に閉じて出庫できないよう設計し、ネットワークはEthereumのメインネットを使用していました。
2019年9月:正式版
オープンβ以降のユーザー数およびトランザクション数増加を受け、Ethereumのメインネットですべてのトランザクションを記録することが難しくなると判断してスマートコントラクトでのCT取引を廃止しオフチェーン化を行いました。これにより取引のスループットの上限を大幅に引き上げることに成功しました。他方、監査性とCTの所有証明を維持するため、後述のFiNANCiE Lightningを導入しました。
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